エスタイン王立学園の成り立ち

 「エスタイン王立学園」が設立されたのは、建国より十五年が経過したファーン新生暦15年のことです。

 その頃、エスタイン王国の人口は一万人を超えるほどになっていました。
 人口が増えるに従い、子どもの数も倍増したため、それまで知識神の神殿で細々と行われていた基礎教育を制度化し、国民の誰もが無償で教育を受けられるように、と設立されたのが「エスタイン王立学園」です。

 設立当初はそれまで通り、読み書きや算数、歴史といった基礎教育のみ行われていましたが、生徒からの要望により、戦闘術や探索術、野外活動を教える授業が組まれ、やがて各神殿や魔術士協会とも連携するようになって、いつしか現在のような専科制に変わっていきました。

  現在では、「冒険者養成学校」としてファーン全土にその名が知れ渡り、将来名のある冒険者になりたいと志す子ども達が他大陸からやってくるほどになっています。